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米作の支援

米はミャンマーの主食であり、ミャンマーのほぼ全土でつくられている。多くの土地では土壌が肥沃であるにもかかわらずそのポテンシャルを活かしきれていないというのが現状である。辺境地域では新しい情報や技術があまり伝わらないため、いまでも昔ながらの耕作を行っている。また水源は近くにあるにもかかわらず、灌漑用水として活用されていない場所も多い。CDRTでは農民自身が主体となってこのような課題を解決していくことができるようにさまざまな形で支援を行っている。


米がみごとに実った! 研修の成果
研修に参加して見事に米の生産を向上させた人。笑顔が最高!


研修の様子 田植えの練習
米の生産向上には、田に植える苗の密度が重要になる。これはまっすぐに苗を植える練習をしているところ。またこうすることにより除草にもちょっとした道具を使えるようになり、作業が楽になる。収量ももちろん増加する。


牛を使って耕す 牛を使って耕す
辺境地域の田畑では機械化はまったく進んでいない。ほとんどの農家はこのように牛や水牛を使って田おこし・代かきを行う。しかし貧しい農家はこのような家畜も所有できず、そのために土地はあっても耕作ができる土地が限られることも多い。


農具 田おこしの道具
牛や水牛に引かせる道具は様々。用途によって使い分ける必要がある。


完成した堰 完成した堰
カチン州にはまだまだ未開発の土地が残っていて、このような堰を建設することによって水田の面積を拡大させる機会がたくさんある。このような堰で200から300エーカーの土地に水を供給できる。灌漑施設の建設支援は学校建設とならんで大きな支援活動の一つである。


建設中の堰 建設中の堰
堰の建設には村人たちが協力してあたる。資材はCDRTからの支援を受けるが、ほとんどの作業は村人たち自身で行う。このような作業の過程を通じて、村人たちの連結は強まり、供用後の維持管理もしっかりと行われる。


建設中の灌漑水路 建設中の灌漑水路
灌漑水路の建設も村人たちが協力して行う。CDRTからは設計などの技術支援と資材の一部を提供している。その土地で入手可能な資材(石、岩、砂利、木材など)は村人たちが遠く離れた山などから運んでくる。堰や水路の建設は非常にハードな作業だが、その恩恵も大きい。灌漑によって米の生産は1.5から2倍になる。


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