ミャンマーの季節
2004年5月15日
ここヤンゴンでもいよいよ本格的に雨季入りしたようです。
ミャンマーの1年は比較的はっきりと3つの季節に分けられます。雨季、乾季、そして暑季です。雨季は5月中旬から始まり10月中旬まで続きます。乾季はそれから2月まで。暑季というのはあまり聞き慣れない言葉ですが、要は雨がほとんど降らず、めちゃくちゃ暑いということです。
私は今年の3月1日にヤンゴンに着きましたが、それからぐんぐんと気温は上昇し、3月頃は比較的過ごしやすかったのが、4月や5月になるともう耐えられなくなりました。5月上旬には40度を超える日が連続したこともありました。
そんな猛烈に暑かった日も今では懐かしく思えます。ミャンマーの季節は、毎年かなり規則正しく変わるようで、今年も周りのミャンマー人の予想どおり5月中旬に雨季がやってきました。今思えば、雨季入りの兆候があったのは5月7日。それまではほとんど雨が降っていなかったのに、この日は朝から昼ごろまでずっと雨でした。今年の乾季は例年よりも特に暑く、雨が少なかったようです。ドライゾーンと呼ばれる中部地域では、昼間の水浴びを政府が禁止していると聞きました。政府が禁止するとは、いかにもミャンマーらしいとは思いますが、暑い外気に長時間触れていた人が冷たい水を浴びると死んでしまうことがあるそうなのです。
ヤンゴンでは雨季入りを待ち望んでいた人が多く、やっと涼しくなったと言って喜んでいます。確かに今のところは思ったよりも蒸し暑くありません。私は昼ごはんをいつも近くの定食屋のようなところへ食べに行くのですが、つい先日まで大汗をかいて食べていたのが、今ではほとんど汗をかかなくなりました。ときどき涼しい風が吹きぬけ、ついついおしゃべりの時間が長くなり、事務所へ帰るのも忘れてしまいます。